先日、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う生活習慣の変化をテーマに、講演会でお話をさせてもらいました。
2020年1月に国内で初めて感染者が確認されてから3年が過ぎた新型コロナウイルス感染症。3/13にルールが緩和されたマスクの着用はじめ、私たちのライフスタイルに大きな変化をもたらしました。
その一つに健康診断や検診などの「受診控え」が挙げられます。昨年6月に厚生労働省が発表した特定健康診査、いわゆるメタボ健診に関する調査によると、2020年度の受診者数は約2,890万人と対象者約5,420万人の53.4%、新型コロナウイルス感染症が感染拡大する前の2019年度より2.2%低下しました。
また、公益財団法人日本対がん協会が昨年4月に公表したがん検診の受診者数に関する調査結果によると、2021年の受診者数は約537万人と2020年の約435万人より約102万人増加したものの、コロナ禍前の2019年の約599万人よりも、10.3%低い状況に……。
健診や検診の受診控えは、生活習慣病のリスクを見逃してしまったり、本来は早期発見のうえ治療できたがんが進行してしまうなど、私たちの健康に大きな影響を及ぼす可能性があるため、定期的に受けることが望まれます。
講演会では、そのような健診や検診に加え、座っている時間が長くなり不足しがちとなった身体活動など、コロナ禍で変化したライフスタイルの中で改善したいもの、また実際の改善方法を取り上げ、講話をさせてもらいました。
新型コロナウイルス感染症と向かい合わざるを得ない状況がまだ続きますが、生活習慣を再確認したり改善して、健やかな日々を送りたいものです。
(当日使用したスライドより)
堀 エリカ
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