日本医師会が昨年10月に公表した「第7回 日本の医療に関する意識調査」。医療に関する国民の意識や要望を把握するために実施されている調査ですが、「○○医がいるか?」との質問に、55.2%の人が「いる」と回答した項目があります。「〇〇医」が何か皆さんはおわかりになるでしょうか?
答えは「かかりつけ医」。70歳以上は、実に83.4%が「いる」と回答したのに対し、20歳代は21.6%と、世代により状況は大きく異なりますが、半数以上の人がかかりつけ医がいるという結果となっています。
発熱等の症状が生じた際、まずはかかりつけ医に電話で相談するよう厚生労働省がアナウンスしているように、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、かかりつけ医を持つことの重要性が一段と増した感があります。
そんなかかりつけ医について、先日テレビ番組でコメントをさせてもらいました。最も身近な医師として心身の状態を把握してくれることはもちろん、必要に応じて専門的な医療機関や医師を紹介してくれるなど、とても頼りとなる存在ですので、若い人もかかりつけ医を持つことをお勧めします。
堀 エリカ
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