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2月に入り、「立春」「雨水」と暦の上で春を迎えると同時に、スギ花粉の飛散が始まりました。上旬に九州地方で飛散が確認され、つい先日東京含め関東地方でも観測。花粉症の人にとっては、何とも悩ましい日々が始まろうとしています。



そんな花粉症、喘息やアトピー性皮膚炎と同じく、アレルギー疾患の一つに数えらえます。今や国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を持つとされ、国民病の感も・・・。中には、年を重ねるとともに、異なるアレルギー疾患が現れる「アレルギーマーチ」を発症する人もいます。

アレルギーに関する正しい知識の普及を図っている、公益財団法人日本アレルギー協会では、今月の20日を「アレルギーの日」、17～23日を「アレルギー週間」として、啓発活動を行っています。また、厚生労働省の補助事業として一般社団法人日本アレルギー学会が運営する「アレルギーポータル」では、患者さん向けの冊子や書籍などを紹介する「アレルギーの本棚」など、アレルギー疾患に関する適切な情報を提供しています。

3月に入ると、スギ花粉の飛散が本格化しますので、信頼の置ける情報を選択したうえで、正しい対策や治療を行うようにましょう。

堀　エリカ