2021年も早1ヵ月が過ぎ、明日からは2月。3日は立春ということで、暦の上では春を迎えますが、まだ寒さが厳しいこの時期、健康を保つうえで用心したいものの一つが「ヒートショック」です。
ヒートショックは温かいところから寒いところへ、あるいは寒いところから暖かいところへの移動などによる急激な温度変化に伴い、血圧が上下に大きく変動することを起因とする健康被害です。具体的には、心筋梗塞や脳卒中、また入浴の際に転倒や溺水の原因となりうる失神などが引き起こされます。
ヒートショックを予防するためには、①脱衣所やトイレなどの冷え込む場所に暖房器具を設置する、②浴室を温めるためにシャワーを使って浴槽にお湯をはる、③湯温が高温だと急激な血圧低下を招く恐れがあるため41℃以下に設定する、④食後や飲酒時は血圧が下がりやすくなるので入浴を控える、といった日常の生活の中でのちょっとした心掛けが大切となります。
新型コロナウイルス感染症対策のため、小まめな換気が必要となっており、例年にも増して室内での寒暖差が大きくなりがちですので、皆さんも気を付けるようにしてください。
堀 エリカ
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