年を重ね、心身の働きが低下したり、社会的なつながりが弱くなったりする状態を意味する「フレイル」。
「健康」と「要介護状態」のちょうど間の状態で、2014年に日本老年医学会によって提唱されました。適時適切な運動や活動を行うことによって、その進行を防いで健康な状態に戻ることができる反面、そのままの状態を放置すると要介護状態になってしまう可能性があります。
先日、東京都などに三度目の緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナウイルス感染症を巡る厳しい状況は長期に亘っています。その間の外出の自粛などが、身体活動の不活発や交流の減少を招き、フレイルの発生や進行へと繋がる恐れも・・・。
そうした中、国立長寿医療研究センターは、自宅で気軽に体を動かして、健康を維持してもらおうと、「在宅活動ガイド」をホームページ上に公開。6つの運動・活動プログラムから自分に合ったものを選ぶことができるチャートに加え、一部プログラムのレクチャー動画なども掲載されており、非常にわかりやすく、使い勝手の良い内容となっています。
国立長寿医療研究センターHPより
運動や活動が不足していると感じている方は、一度ご覧になり参考としてみては如何でしょうか。
堀 エリカ
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